介護職の苦労話「人手不足と給与」について

介護職の実情と未来を考えよう

2016/02/04

人手不足と給与の関係

低給与からの人手不足という悪循環

他業界よりも低め

国民の高齢化が進み、少子化も改善されていない状況が続いています。そのために今後も介護が必要な高齢者の数はかなり増えていく事が予想されています。国としてもその対策として介護保険制度の導入に踏み切りました。
しかし特別養護老人ホームのような介護施設の数はまだまだ足りず、本来は介護施設に行くべき人も訪問介護を受けながら順番待ちをしているような状態です。高齢化対策は国としてとても重要な政策のひとつであるのにもかかわらず、財源が回ってきていないのがその原因です。介護施設を作れないだけでなく、訪問介護をするための介護スタッフも足りません。なぜ介護スタッフの数が足りないかというと、「給与が安い」という一点に原因は絞られます。これも介護業界に対する国の支援が少ないのが大きな原因です。

やりがいがある仕事だけど…

この仕事はやりがいがあると現場で働いているスタッフ達は言います。介護職という仕事は、介護が必要な高齢者の生活をサポートすることです。高齢者の方が喜んでくれる事は素直に嬉しいと感じる事ができ、ご家族の人にも感謝されることが多いです。これだけ毎日のように感謝されて、必要とされていると感じられる仕事はなかなかないのではないでしょうか。
「人の役に立つ仕事をしたい」と思っている人は多く、その点でも介護業界で働く事はメリットがあります。そして介護職は人と人とのコミュニケーションをする仕事ですので、人が好きで人とかかわっていたいと思う人にとっても理想的な仕事です。このような人たちは介護業界で働きはじめて、実際に仕事にやりがいを感じています。ずっと続けていきたいと感じている人も多いです。しかし給与が安いために、自分の家族の生活を支える事が出来ないという悲しい理由から介護職を離れざるを得なという人も少なくないのです。

国には真剣に考えてほしい

介護業界は介護保険制度という政策にしたがって施設などが運営されています。そのために各介護施設や介護の会社が企業努力をしたとしても限界があります。やはり国から補助金が必要で、国がきちんと介護業界を支えようと思わない限り介護の会社は経営に限界があるのです。結局介護職の人の給与を上げてあげたくても、実際にはあげる事ができないため、しわ寄せは現場で働いている人たちのもとにきてしまいます。
今後介護職の給与を上げるためには国に訴えていくしかないような状況です。選挙の時などは政党の演説をきちんと聞いて、介護業界について真剣に考えているかどうかを見極める必要があるかもしれません。

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